こどもの世界

　当たり前の生活を取り戻すきっかけになる幼稚園！　武蔵野幼稚園　当たり前の生活を取り戻すきっかけになる幼稚園！　武蔵野幼稚園

2013年 7 月 6 日(土) 版: 平成25年度(2013年度) 「もくじ」に戻る

☆保育スナップ 17　　お泊まり会、２日目・３日目の取り組み！: 　朝日の中目覚めて二日目がスタート。御岳神社から長尾平そしてロックガーデンへ向かいます。山側谷側を意識して杉林の中を歩きます。
　天狗岩が突然目の前に現れ「天狗さん昨日は火をくれてありがとう」「オー」の声に天狗はやっぱりいるんだと嬉しくもあり、怖くもあり。「そうだ天狗さんの好きなお酒を持って来たよ」とお供えをしました。どんどん下っていくとそこがロックガーデン。沢ガニを見つけたり、笹舟を流したり、年中組のペアーの友達へのお土産の石を拾ったりロックガーデンを満喫。
　帰り道天狗さんに供えたお酒がなくなっていて「天狗さんが飲んでくれたんだ」と大喜び。天狗の腰掛け杉をみてますます天狗への思いが強くなった子どもたちです。雲海が下に見える長尾平では石垣登りをしたり周りの山々の幻想的な景色に感動していました。
　宿での生活も二日目となると慣れてきて落ち着いて過ごす子どもたちです。部屋で遊んだり、宿の庭の池でモリアオガエルを見つけたり、周りを散歩したり夕方の時間をゆったりと過ごしました。夜は「お楽しみ会」。先生達の劇「おたまじゃくしの１０１ちゃん」を観たり。宿のおじさんの「天狗にまつわる話」を興味深く聞いていました。明日はいよいよ帰ることを伝えると「もっと泊まっていたい」と子どもたちが。
　三日目はケーブルカーで下山し、公共の乗り物を乗り継いで帰路につきました。園につくとお母さんお父さん方が子どもたちを拍手で迎えてくださり、感動の再会。
　５歳児にとって二泊三日、親元を離れて生活することは大変なことではありますが、入園から積み上げてきた生活力・友達との人間関係・お母さん方の意識の高さに支えられて、子どもたちは大きく自立の一歩を踏み出しています。