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☆MUSASHINO☆
 当たり前の生活を取り戻すきっかけになる幼稚園! 当たり前の生活を取り戻すきっかけになる幼稚園!
★こどもの世界アーカイブス

速報コーナー

2009年 4 月 12 日(日) 版

入園おめでとうございます。園長よりご挨拶!
 本日は桜が満開で風もなく穏やかな日の入園式となり、明るくとても嬉しい日となりました。
 全身で力いっぱい泣いている子、興味をいろいろ示す子、不安な子、改めて子供っていいな、今を一生懸命生きているんだなと。
 私は子供たちに「いい子」でなくていいんだよと伝えていきたい。大人にとっての「いい子」でなくていいんだよと。
 初めての集団生活、はじめの一歩として自分をまず出して、自分作りをして欲しいと思います。
 それにはまず、砂、ドロ、水との出会い、散歩へどんどん出かけて行って遊び込む、みずみすしい感性をよびおこし、体づくり、筋力をつけていくことを土台にした生活を大事にしていきます。
 卒園のころには、自分がまず好き。そして自己肯定感を持ち、友達と遊び、友達を作り上げていく楽しさを知って、自分の意見を持ち言葉で表現できる子に育って欲しいと願っています。 教職員全員で子供たちの為に全力を出して保育をしていきます。

 お母様方には子育てには正解はない、○か×の結果主義にならないで欲しいと思います。
  竈(かまど)の日でこんなことがありました。かまどでご飯を炊くとき、お母さんが”先生マニュアルを下さい”といわれました。えっ!それじゃ電気炊飯器と同じでつまらないじゃない。感性で炊くのよ。「見て」「音を聞いて」「におい」で炊くのよと伝えると、”じゃ失敗してもいいんですね””それじゃ楽しんじゃおう!”と返事が返ってきました。この時、3つのかまどで炊きましたが、1つは軟らかめ、一つはうっすらおこげができたものと同じように炊いても皆違うように炊きあがりましたが、どれもおいしいご飯でした。”子育てもおなじなんですね!”とお母さん。そうなんですね、子供が育っていく課程を大切によく見て、子供の声に耳をかたむけて聞いて欲しい。
 失敗しないようにガチガチにしていたらつまらない。失敗してもいいんだよ。またやり直せばいいという気持ちでいたら、柔らかい自分の良さが出てくることでしょう。一緒にお子さんを育てていきましょう。大丈夫。

 そして今日、たくさんお越し下さったお父様方には幼稚園にどんどん関わっていただきたいと思います。力を貸していただけたらと思います。
 幼児のうちからお子さんと遊んで欲しいと思います。大きくなってからと思っていると子供の方が振り向かなくなってしまいます。
 お父さんと一緒に遊んで楽しかったという実感がないと、関係も出来ていきません。そして時にはお母さんの話を聞いてあげてください。よろしくお願い致します。  本日は入園おめでとうございます。

                          武蔵野幼稚園
                          園長 原田小夜子